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湯ノ口弘二ブログ 「じぶん探検」代表 湯ノ口弘二が人との出会いや、日々の体験から感じたことを綴る、「じぶん探検」の記録です。

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心の支え

金曜日, 5月 2nd, 2008

悩んだり、自信が持てなかったりといった時、
私は、心を支えてくれるような書物に触れます。
未熟なこの私が
26歳の時から経営者の方々を相手に
リーダーシップ研修や人材コンサルティングを
させて頂いてきましたが、
一秒一秒が真剣勝負そのものでした。
おこがましいですが、
ご受講者の役立ちたいという一心で、
まさに命がけを地でやっていました。
満足感や充実感などはほど遠く、
研修が終われば立っているのがやっとの状態でした。
(プロですから表には絶対に出しませんが)
そんな私の心を支えてくれた“詩”のひとつが
松下幸之助翁の「道」です。
この道が果たしてよいのか悪いのか・・・

自分には自分に与えられた道がある。
天与の尊い道がある。
どんな道かは知らないが、
ほかの人には歩めない。
自分だけしか歩めない、
二度と歩めぬかけがえのないこの道。
広い時もある。
せまい時もある。
のぼりもあればくだりもある。
坦々とした時もあれば、
かきわけかきわけ汗する時もある。
この道が果たしてよいのか悪いのか、
思案にあまる時もあろう。
なぐさめを求めたくなる時もあろう。
しかし、所詮はこの道しかないのではないか。
あきらめろと言うのではない。
いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、
ともかくもこの道を休まず歩むことである。
自分だけしか歩めない大事な道ではないか。
自分だけに与えられている
かけがえのないこの道ではないか。
他人の道に心をうばわれ、
思案くれて立ちすくんでいても、
道はすこしもひらけない。
道をひらくためには、
まず歩まねばならぬ。
心を定め、懸命に歩まねばならぬ。
それがたとえ遠い道のように思えても、
休まず歩む姿からは
必ず新たな道がひらけてくる。
深い喜びも生まれてくる。
(「道」 PHP-道をひらく より)

一度きりの人生です。
しっかりと生きないともったいない。
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暴走老人

火曜日, 2月 5th, 2008

私の幼少時代は“がき大将”でした。
そのなごりか、成人してもハングリー精神が
強かったと思います。
最近の自己判断では、年齢を重ねて性格も
丸くなっているのではと思いつつ、
他人事とは思えない新聞記事を見つけました。
2月4日の産経新聞の生活コラムに
「キレる大人たち、増え続ける“暴走”」という特集が
掲載されていました。
作家、藤原智美さんの「暴走老人」が
話題になっていますが、
警察庁のまとめた、平成18年犯罪情勢による、
10年前と比較した年齢別の暴行事件件数は
10代が横ばいなのに対して、
50代が5.6倍、60代が12.5倍と、
中高年層の増加率が際立っているとのこと。
人生経験豊富な中高年が怒りを抑えられず大爆発する。
これも経済の二極化が進み、
ストレスが増すばかりの社会環境の縮図かなと感じます。
念ずれば花ひらく

そんな折、車の運転中、信号待ちの交差点で、
なにげなく見たお店のウインドウの中にあった、
「念ずれば花ひらく」という文字が目に飛び込んできました。
これは仏教詩人の坂村真民先生のお言葉ですが、
私が30歳の頃、先生が
「人間は90歳まで生き抜かないと本物には成れませんからね」と
お話くださったことを思い出しました。
真民先生と

その当時の私は、以前にレーシングドライバーをしていたこともあり、
長生きをするなど考えた事すらありませんでした。
先生のそのお話を聞きながら、
まるで薄っぺらい自分のことを見透かされて、
話してくださっているように感じたことを
今でも覚えています。
人生は奥深く、まだまだ分らない事が多々ありますが、
人生を生きるがこと修行と思い、自分らしさを活かしつつ
“粋なチョイ悪オヤジ”を目指して年を重ねられればと思っています。

「50歳」のイメージ

金曜日, 2月 1st, 2008

50歳が近づき、自分を振り返るなかで、つくづく感じることがあります。
それは私が子供の頃に抱いていた、「50歳」のイメージについてです。
今の私のイメージよりも威厳があり、もっと老けたものでした。
寿命が延びたことで「50歳」の社会的な役割が増し、それなりの人生を歩まなければならなくなったのだと感じる昨今です。
「人生は出逢いによって決まる!」と言われますが、人・物・出来事などから多くの教訓を得ながら新たな自分を発見しているのでしょう。
インスー・キム・バーグ先生は、私が尊敬する臨床家のひとりです。
インスー先生は昨年の1月10日に亡くなられました。
インスー先生と湯ノ口

私がお世話になっている玉眞先生(医師・臨床心理士)とインスー先生が長年お付き合いされていた御縁で、2006年に私が所属する四国SFT研究会に招聘しました。
今となっては、その時のワークショップが日本での最後となりました。
インスー先生は、ご主人を亡くされた時に「人は必要なことをし終えたら死ぬのだ」とおっしゃったそうです。
さらに 「私達が負う最大のものは、解決志向(solution focused therapy)というセラピーモデルを創りあげ、世の中に広めたことである。彼はもう十分にその役割を果たし、次の世代にバトンを渡したのだろう…」と。
インスー先生に頂いた色紙

私が行う人材育成研修・講演・コンサルティングには、この解決志向のセラピーモデルがエッセンスとして込められています。
それは、多くの経営者・管理者をはじめリーダー的立場の皆さんの新しい扉を開く鍵になっています。
セラピストとしてのスキルもさる事ながら、インスー先生の太陽のような笑顔が今でも心に焼きついています。
インスー先生

人間支援職者に必要な能力は、深い愛情と底抜けの笑顔を表せる“生き方”であると感じました。
インスー先生のご冥福を祈りつつ、私達も希望のある時代を築くために、次の世代にバトンを渡していきたいと思います。

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