コミュニケーションエナジーでは、組織として仕事の能率を上げるため、また、素晴らしい研修を提供するために、日々、多くの提案が、講師やスタッフからどんどん出てきています。提案内容は、大小様々で、すぐに変更可能なものから、新しいプロジェクトとして立ち上がる大掛かりなものまであります。
そして、提案内容が実際にチームで行われるには、プレゼンをして、皆に承認されることが必要です。そのときに使うプレゼンの完成度を高めようと、様々なプレゼンに関する書籍や、良いとされるプレゼン資料を調べて分かったことがあります。
それは、『プレゼンはコミュニケーションである』ということです。
そもそも、良いプレゼン資料とは、どういうものか。それは、プレゼン内容に対して、プレゼンをする人と、プレゼンを聴く人との共通理解を深め、その「内容」が皆にストレス無く伝わり、検討されるためにある付議資料です。
そして、プレゼンの仕方も、検討材料としては大事です。なぜなら話し方や、準備の仕方で、その提案内容にどれだけプレゼンターが注力しているか、そして実際に可決されたときにそのプロジェクトがちゃんと動くかどうかは、その注力の度合いで分かります。
私が、プレゼンについて調べ始めたのも、いかに自分の提案が相手に届くか、そして、それが数字と言いますか、実際に目に見えるものとして、みんなで共有されるか、の手助けとして、どういうものが最善かを知りたかったからです。
『プレゼンはコミュニケーションである』とはどういうことか
プレゼン内容が、『どれだけ会社やチームに良い影響与えられるか』をまずは自分自身がしっかり理解する必要があります。この過程で、本当にそれが必要か、本当に実現可能なものなのか、提案そのものが磨かれます。
ここで、しっかり自分の腑に落ちて、実際の数字などに照らしあわせても実現可能かどうかを精査した完成度の高い提案を独りよがりなものにしないために、プレゼンがあります。
そして、『プレゼンはコミュニケーション』ですから、相手の立場に立って、それを分かりやすく伝える。だから、必要に応じて、過去の数字や予測推移のグラフ、成功例、そして現実ベースにまで落とし込まれたスキームなどの資料を付け加える。 一方的な提案にしないために何が必要かを考えたら自ずと、プレゼンの流れや、どんな情報をひっぱってくるかが決まります。
かく言う、私も自分が納得するプレゼン、がまだまだ出来ていません。
自分の提案内容や、それにかける想いがしっかり伝わるような、そして、想いだけでなく、実際の数字や調査内容を用いて、その提案自体をどこから見ても、良いものであると分かるものが出来るように、常に『プレゼンはコミュニケーションである』ということを意識していきます。