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「コミュニケーション」ご存知ですか?

弊社コミュニケーションエナジーでは、社名にするほど、「コミュニケーション」をとても大切なものだと考えています。

「コミュニケーション」という言葉は、普段からよく使われていますが、みなさんは、コミュニケーションの本当の意味をご存じでしょうか?「トーク(対話する)」や、「ディスカッション(議論する)」など、「話す」ことを表す類義語として使われている方も、多いのではないでしょうか。

「コミュニケーション」は、「話す」「伝える」とは違う意味です。

そこで今回は、「コミュニケーション」の意味について考えていきたいと思います。

語源から見る「コミュニケーション」

Communication(コミュニケーション)の語源は、オックスフォード英語辞書によると、ラテン語の ”communicatio”から来ています。そして、その意味は、「Share(シェア)」です。Facebookなどの利用により、日本でも一般的に「シェア」という言葉が使われていますが、意味は、「分かち合う」「共有し合う」です。

語根から見る「コミュニケーション」

英語の単語は、日本語の漢字のように、字のつくりがあります。例えば、私たちは、「月(にくづき)」の付いている漢字、「腹」や「腸」「胸」などを見て、意味が分からなかったとしても、「身体に関する漢字なのかな?」と推測することが出来ます。そういった単語の「見た目」が英語にも存在します。それが、語根と言われるものです。語根とは、「単語の基体をなし、それ以上分析できない究極の要素」と言われています。

“communication”で考えると、”com/ muni/ cation”に分かれます。

“com(n)-“は、接頭辞で、「一緒」や「ひとつに」など、「グループ」を表します。後ろに続く文字の、”m”は様々に変化したり、表記されなかったりしますが、”company(会社・仲間・団体 etc.)”や、”common (同じ・共通 etc.)””connect(つながる etc.)”の接頭辞も同じです。

”-muni-”は、元々の語根は”mei-”で、これが変形したものです。”mei-“の意味は、「変化する」や、「一緒になる」「一般に」などです。例えば、”mean(意味)”も、”mei-“から来た同じ語根ですが、これは、『一般的に皆が知っているもの』なので、現代では『意味』と定義付けられています。

そして、”-cation”は、接尾辞です。これは、「〜すること」、「〜化」という意味を持ちます。「satisfaction(満足)」など、動詞を名詞化するときに使われます。

つまり、「communication」とは「分かち合う」「一緒になる」という意味です。

すでにお分かりかもしれませんが、コミュニケーションはその本来の成り立ちから見ると、「話す」などの行為を指す言葉ではなく、何かの行為を他者に行い、その結果、「分かち合う」「一緒になる」状態を指す言葉になります。そして、「分かち合う」「一緒になる」ということは、「理解しあう」「愛しあう」ということです。

……本当のコミュニケーションは、とっても難しいですね。

コミュニケーションが成立している状態は、簡単には創り出されません。しかし、それが自分と誰かの間に生まれたら、とても素敵なことだと思いませんか。

想像してください。自分と、家族や友人、恋人、大切な人と繋がり、分かち合えている状態を。コミュニケーションは、相手がいて初めて成り立つものです。

この「相手」には、人に限らず、自分の仕事や、住んでいる家、毎日使っている日用品や、まわりの自然、ありとあらゆるものが当てはまります。これらを相手にコミュニケーションをし、その結果、理解し愛することが出来れば素敵だとは思いませんか。

もしかしたら、100%相手と理解しあったり、分かちあったりできないことがあるかもしれません。しかし、少しでも理解し合おうと努めれば、その分だけ自分の世界は豊かになります。

相手を思いやり、相手にしっかりと目を向けた時から、「コミュニケーション」は始まっています。日々、大切な人と「コミュニケーション」を取られていますか?

弊社コミュニケーションエナジーも、本当の「コミュニケーション」をご受講生と共有できるよう、日々の研修やセミナーに力を注いでいます。

皆さまも目の前の人と「コミュニケーション」を取る時間を、作られてみてはいかがでしょうか?

この記事をきっかけに、これからの皆さんのコミュニケーションが、少しでも豊かになりますように・・。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。