明けましておめでとうございます!今井です!本年もどうぞよろしくお願い致します。
今年は、酉どしですね。鳥、といえば、最近すごく感じることがあります。ビジネスで成功する為の原理原則、「3つの視点を持つ」というお話です。
3つの視点とは何か?それは虫の目、鳥の目、魚の目という視点です。成果をあげるためには、「3つの目」を持って多角的な視点を持って物事を捉えることが大切です。まずは、今年の干支の鳥(酉)の目です。
全体から把握する「鳥の目」
「鳥の目」とは、鳥のように高い位置(視点)から物事を俯瞰することです。つまり全体を捉える、把握する視野(大局を見る力)のことを言います。言い換えればマクロ的視点、すなわち大局観を把握する目といえます。自らが鳥のような視点を意識し、高い位置から下を見て、全体像を把握することから始めます。
たとえば、身近なところでは、本であれば全体を表す「目次」を見る、構造や仕組みなら全体が見渡せる「設計書」を見ます。そして志事(仕事)なら「目的」や「段階」など全体を司るポイントを見ます。
全体を把握するからこそ、自分が全体のどの位置にいるのか全体からの現在地が見えてくるのです。目の前の難しく複雑に思えることも、全体像(ゴール)や流れ、成り立ちや仕組みが分かると、全体の中の部分が見えてきて、取り組みやすくなります。
「木を見て森を見ず」と言われているように、全体を把握することを意識する鳥の目が必要です。
細部に神は宿る「虫の目」
鳥の目とは対照的に、現場で起きている事象と詳細を把握するのが「虫の目」です。
虫は、小さい小さい生き物です。地面を這いつくばりながら、小さな小さな世界で細部をみています。地に面した低い位置にいるからこそ、見落としがちな、高い視点や上からは見えなかったことが見えてくるようになります。
ターゲットを絞れば、虫のようにミクロ的視点として細部まで見えるようになってきます。ミクロつまり、足元を見つめ直すと言ってもいいでしょう。たとえば、ビジネスの世界では、現場・現物・現実・現状・現員と いう5つの「現」視点をもって、顧客(現員)と接する現場を中心として現物と現実に向き合い、現状を顧客を細部から見つめ直す目ともいえます。
ミクロを把握して、今何が起こっているのか徹底的に見つめ直すことで、現場でしか見えなかった部分が見え、足元を見直すきっかけになります。意外と答えは灯台元暗しですよね。身近なところ(現場)に答えは眠っていることも多々あります。私自身も徹底的現場主義を提唱していますので、この虫の視点はとても意識しています。
変化、流れを捉える「魚の目」
最後は、トレンドや世の中の流れをつかむ「魚の目」です。
魚は、目には見えない潮(水)の流れを体全体で感じ取っています。潮がどこから来てどこに向かって流れていくのか、魚はその流れを読み取りながら進んでいます。
あなたが魚の目を持っていれば、どの方向へ流れていくのか、いくべきなのかを読み取り、判断をしていくことでしょう。世の中は変化し続けており、その流れを捉えることでビジネスチャンスは広がります。これは、トレンドつまり、時代の流れを見極める目と言ってもいいでしょう。 時代の変化を見逃さず、ビジネスチャンスとして生かすためにも、非常に重要な視点です。
ビジネスはスピードが命でもあります。時代の変化 を見逃さないためにも忘れてはならない視点です。いかにして、他社よりも 早く時代の変化をキャッチしていくことができるか、がこれからの時代に おいて勝負の明暗を分けることになるでしょう。
また、時代の流れが速い昨今、キャッチするだけでなく、常に変化をしていくことが求められます。時代の流れや変化をつかみ、それにスピードをもって行動に移す「魚の目」を持った行動が、重要になってきます。人においても、時流を読める人財が今求められているのではないでしょうか。
そして志事には必ず流れ(ストーリー)があります。志事も流れを理解すれば、覚えやすく忘れにくく、取り組みやすく成果を掴みやすくなります。
「3つの目」を同時に持つべし
以上が、私が考える成果を出す上において重要な3つの「目」です。全体像を把握しながら、細部にこだわり、同時に世の中の流れをつかみ、スピードよく行動に移す。この3つの「目」を同時に持つことが、これからの時代にて成果を掴む上では必要だと考えますが如何でしょうか?
今年は、これまで以上に3つの目を持ち、成果にこだわった行動していくと心に決めた私です。年始にあたり皆様が決意されたことはどんなことでしょうか。ぜひその決意をもって、素敵な一年をお過ごしください。