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SDGsの視点を持とう

2015年9月、国連総会で採択された目標を知っていますか?「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」、略してSDGs(エスディージーズ、エスディージーエス)です。皆さんの仕事にこの視点は入っていますか?

人類共通の17の目標

2000年から国連で掲げられていた「ミレニアム開発目標」は、極度の貧困と飢餓を減少させることやこどもの死亡率を下げるなど、8つの目標があり、国連の加盟国はその目標の達成に向けて行動してきました。このミレニアム開発目標は、それまでの途上国支援から起きた問題を解消するために策定されたため、経済成長や産業政策が先に来るのではなく、人間と生活が中心になっているといえます。

そして今国連が掲げる「持続可能な開発目標」は、ミレニアム開発目標から発展し、さらに人間中心かつ人類全体がその目標に向けて行動することが求められています。そして「誰も置き去りにしてはならない」という視点も強く出しているのが印象的です。これまでは途上国のために先進国ができることを、という観点が大きな位置をしめていたように感じますが、最近はその色が薄くなってきているようにも思えます。

sdg_logo_ja_2-1引用:国際連合広報センターHPより

日々私たちができることが変化を作る

このSDGsを私たち一人ひとりが知ることが大切です。また、この視点をビジネスに活用しようという動きが世界的に高まってきています。企業の大きさにかかわらず、企業の存続に必ず必要な考え方です。売り上げだけではなく、地球全体を自分事としてとらえることが世界的にも求められています。

この目標は2015年から2030年までの15年間の目標です。私たちはこの地球という場で生きています。決して自分たちだけのものではないことを改めて考えなくてはいけません。自分たちのビジネスはどんな影響を与えられるのか?どんな未来を残していきたいのか?持続させるということはどういうことなのか?いろいろな問いをもつことは、様々な可能性を生み出すことにつながります。

一人ができることは限られているかもしれません。でも、実は私たち一人一人の意識が、大きな変化を作っていきます。まずは一人でもできることから始めてみませんか?