「ビジネスは川上で行うこと!」と言う格言があります。川には源流に近い川上、川中、川下がありますが、自然の摂理ですが川上から川下に水は流れていきます。今、自然の摂理と言いましたが、川上に流れている水は汚れのない清流です。つまり、ビジネスを川上で行うには、高い志や使命感を持って経営に取り組む姿勢が必要であると思います。そこには強い思いが上から下へと運ばれていきます。社会に良い影響を与えるものだからこそ、波紋のように広がっていくのだと思うのです。
一方、社会に対する関心が高いからこそ、アンテナの感度が上がり、新たな情報が入ってきます。ビックデーターなどの情報革命や人工知能による技術革新が起こっている昨今では、情報の鮮度が重要になっています。地球環境の悪化や国際情勢の調和が崩壊しているなかでは、次の手を打つことが求められています。これまで、起こらなかった事象があらわれても、右往左往をしなくてもいいように準備をすることです。
具体的に準備という行動を始めることで、企業組織の情報が共有化されていきます。一人ひとりの持っている情報をいかに一元化するかで組織の全体像が見えてきます。自分たちが何を目指しているのかについて、徹底的に語り合うことです。摩擦を恐れず、それぞれの意見を建設的に出し合い、互いの考えを理解することです。
各々の相互理解が進むことで、新たな考えやアイデアが引き出されてきます。やがて熱意あふれる使命感が積み重なり合って、あたかも湧き水の源流が増え水量が増し、大きな川の流れへと変化していくようになるのです。
変化の激しい時代だからこそ、川上でビジネスが出来るように共に自己革新を進めていきましょう!