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ギャップはどこにでも存在する!

「Mind the gap(隙間に注意)」、ロンドンの地下鉄でよく聞くアナウンスです。

目に見える隙間なら気をつけられますが、目に見えない隙間もあるんです。隙間=ギャップをつくりだすものはいったい何なのでしょうか。

ギャップは「当たり前」が作り出す

例えばジェネレーションギャップという言葉があります。これは、世代(時代)によって、文化や価値観、思想などに違いがあることを意味します。ギャップを「違い」や「ずれ」「食い違い」と言い換えるとわかりやすいかもしれません。

春先から今頃にかけては、新入社員とのジェネレーションギャップに悩む方も多い時期です。もちろん逆もあって、若い世代の皆さんが上司から言われたことが理解できずに困っていることも。例えば流行っている(た)物が違えば、共通の話題にはなりません。昔のドラマの話をしても、見ていない世代にとっては何の話をしているのかわかりません。また、子供世代がよく使う省略語も、親世代にとってはちんぷんかんぷんなこともあるでしょう。世代だけではなく、男女間のギャップもあります。同じ日本に住んでいても、地域間のギャップもあるでしょうし、国同士にもギャップがあります。私たちの周りには多くの違いが存在しています。

ではそのギャップはどうして生まれるのでしょうか?それは、人それぞれに「当たり前」があることが一つ理由であるといえるでしょう。自分の「当たり前」と違うものが目の前に現れた時にギャップは生まれます。
私たちは自分の知っている世界の中で生きています。まったく同じ経験を持っている人間はこの世には存在しないはずです。同じ世界に生きているようで、一人一人違う世界に生きている。そう考えれば、ギャップがあることが「当たり前」なのです。

私も、年下の同僚と話をすると「何を言っているのかよくわからない」瞬間もあります。おそらく私の上司は私と話すと「何を言っているのかよくわからない」時があると思います。(ギャップを埋めるには、語彙力をつける必要があると個人的には思っています。)でも、そのコミュニケーションから、新しい情報を知れたり、別のアイデアが生まれるのです。相手との違いにイライラすることもあるかもしれませんが、その隙間にはまって動けなくなるのではなく、ギャップを楽しめるようになりたいですね。

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