夏休みの宿題をぎりぎりまでやらず、親に手伝ってもらった経験はありませんか?いつかはやらなくてはいけないことをわかっているのに、どうしても後回しにしてしまう・・・。後回しにして後悔するなら、今、やりましょう!
人は苦手なことや嫌なことから逃げたくなる
私たちは嫌なことを避けようとする傾向が、多かれ少なかれ誰にでもあります。これはある意味、人間だから仕方ないともいえることですが、でも、これに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。やらなくてはいけないことを、ついつい後回しにして、あとから慌てたり後悔する、そんな経験をしている人は少なくないはずです。
後回しにすること自体が、必要以上の焦りを生んでしまったり、やっておけばよかったと後悔する未来を、私たちはすでに知っています。でも、できない。どうしてできないのでしょうか。それはもしかしたら、潜在意識の中にある、不安や恐怖のせいかもしれません。例えば失敗するのが怖い、または失敗をした経験があってその時の気持ちを思い出したくない、挑戦したのに嫌な思いをした等、後回しにする癖から抜け出せない人は、心の奥底に潜んでいる自分の感情と向き合ってみましょう。
ただ単に怠けているのであれば、生活習慣を変えるために行動することが改善につながる可能性はありますが、不安や恐怖心は、根本的な感情と向き合わない限り、ずっとふたをされたまま残ってしまうので、いくら行動のパターンを変えようとしても、無意識のうちに行動を抑制してしまいます。嫌だからと言って避けていても、そのあともっともっと避けられない壁が目の前に現れます。自分はいったい、何の感情に行動を邪魔されているのか、ぜひ問いかけてみてください。
後回しにすると決める
物事を後ろに後ろに回していくと、どこかで必ずしわ寄せが来ます。そのことに困っておらず、結果を出せているのであれば問題ありませんが、しわ寄せを繕うために、別のことをできるはずの時間をそこに回したり、余計な労力をかけていると自覚している場合は、決断を明確に行うように心がけましょう。どういうことかというと、「これはあとでも大丈夫だから、後回しにする!」と決めるということです。なんとなく後回しにしていくと、何が積み重なっているのかを意識できなくなります。軽い決断で日々を進めていくのではなく、重い決断を小さなことにも心掛けましょう。
あとでやろう、が大切な決断になることもありますので、後回しにすることが必ずしも悪いことではありませんが、早くできたほうが、後ろに余裕が生まれます。余裕が生まれると、周りを見渡すことができたり、心の安定も生まれてきます。「お風呂に入るのが面倒だな」と思っても、入れば「入ってよかった!」と思いますよね。日々、私たちはその連続です。やってしまえば大したことがなかったということもあるでしょう。何か後回しにしていることがあってそれが気になっている人は、今から行動してみましょう。きっと「やってよかった!」と思えるはずです。