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失敗を恐れて行動しなければ、失敗も成功もしない!Fcon(女性の失敗会議)参加レポート

皆さんにとって「失敗」とはどんな意味を持っているでしょうか。失敗は、皆さんに何を残しているでしょうか。今日は、先日参加したFcon(Female Failure Conference:女性の失敗会議)のレポートです!

失敗も成功も自分がきめる

今回のイベントは、Lean In Tokyo様とインクルージョン・ジャパン様の共同主催で行われた、女性限定のイベントでした。イベント告知サイトでたまたま目にし、「失敗会議」という言葉にひかれて参加してきました。当日は多くの女性が出席されており、広い会場にほとんど女性しかいない!という場は、とても迫力がありました。ゲストスピーカーの5人のスピーチと、ワールドカフェ、質疑応答という3部構成で、13時~16時までのイベントでした。3時間でしたが、ある意味「女性」と「失敗」という2つの共通点しかない集まりにもかかわらず、非常に多くの学びをいただきました。

その中で特に印象的だったことが2つあります。一つは、ゲストスピーカーの草野百合子さんのお話からです。そのお話は、「失敗らしい失敗体験がない」という言葉からスタートしました。最終的に草野さんがたどり着いた結論は、「失敗がないということは、成功もしていない」ということ、そしてそれは、具体性のない後悔や反省につながっていくというお話でした。行動しないから何が失敗なのか、成功なのかもわからず、今の場所にとどまっている、そういう女性は多いと思います。今回のゲストスピーカーの皆様は、素晴らしい経歴をお持ちの皆様ばかりで、草野さんのキャリアも例外ではありません。草野さんが成功していないという人はいないと思いますし、挑戦をしていないということではないと思いますが、同じ女性として、このお話は刺さりました。無意識のうちに失敗を避け、安心する道を選んでいるのではないか、自分自身に問いかけています。

もう一つは「成功も失敗も主観である」というお話です。こちらも、ゲストスピーカーの篠田真貴子さんが、質疑応答で答えたものになります。多くの女性がうなずいておられました。失敗も成功も、「人からの評価」が軸になると、他人のために生きる人生になってしまいます。もちろん、失敗を認め、受け入れることは大切だと私は思いますが、自分がそのことをどうとらえ、次にどうつなげていくことに興味がない限りは、何も変わらないし、何も進まないと感じました。

ワールドカフェスタイルでの対話型セッションの時間も、とても有意義な時間でした。ついさっき会ったばかりの人に、失敗体験を話すのはとても勇気がいることかもしれませんが、どのテーブルもとても盛り上がっていました。年齢もキャリアも、結婚しているかしていないか、子供がいるかいないか、多くの違いがある中でも思わぬ共通点があったり、自分の過去や未来と重なる部分もあり、不思議な気持ちになりました。

今回、共感できる相手の失敗体験を聴いたり、自分の失敗に共感してもらうという貴重な経験を通して、失敗を汚点にしてはいなかったかと考えるきっかけをもらいました。実は失敗は、人生の宝物だった、そんな気づきもありました。社内でも、失敗会議開催してみたいと思います!