メニュー 閉じる

気づきは目の前にある!

歩道に新品のガムテープが落ちています。皆さんは、このガムテープを拾いますか?拾いませんか?

目の前で起こることは気づきの宝庫

先日私が体験した通勤途中の話です。10メートルくらい前を行く男性がいたのですが、その人が立ち止まり、道から何かを拾い上げました。周りを見渡した後に、その男性は、歩道から車道側に寄り、拾い上げた何かを、ガードレールの支柱の上に置きました。この段階で私も男性に近づいていたので、置いたものが何かを確認することができたのですが、それはビニル袋に入ったままのガムテープでした。そして、ガードレールのすぐ脇には引っ越し屋さんのトラックが止まっていたのです。

この男性はおそらく落ちていたガムテープを「引っ越し屋さんが落としたガムテープ」と判断し、わかりやすい位置にそのガムテープを置いたのでしょう。(もしかしたら、ロゴなどがあったのかもしれませんが、遠目で見た感じは、単なるガムテープでした。)

もし自分が男性が拾うよりも先に歩いていたとして、ガムテープを拾っていただろうか?と、前を歩いていく男性の背中を見ながら、考えてしまいました。もしかしたら拾っていなかったかもしれない。拾ったとしても、ガムテープをただ歩道からどけるために、脇に置くだけだったかも。など、いろいろな想像をしました。最終的には、いや、きっと私も男性と同じ行動をとっただろう!と自分に言い聞かせましたが(笑)目の前で起こることから、私たちは考えることができるし学べる、そう思った出来事でした。

そして、とっさの行動には、その人の意外な一面があらわれる気がします。この男性の行動を見て、なんだか素敵だな、気持ちが良いな、と感じました。大きく行動することも大切ですが、「一日一善」、日々の小さなことを大切にしよう、そんな気づきも、この出来事を通じて感じることができました。日常生活にたくさんある気づきの種を集めていきたいですね。

tape.jpg