メニュー 閉じる

気づかないうちにうるさくなっている?声の大きさとトーンを意識しよう!

隣の知らない人の話がうるさくて集中できない!そんな経験、ありませんか?

壁に耳あり障子に目あり

先日、一人で外食をしたときの話です。隣のテーブルに、女性が二人座っていました。最初は何とも思わなかったのですが、だんだんと、片方の女性の声が大きくなってきました。もう一人の女性が話す声はあまり聞こえないのに、片側の女性の話は丸聞こえ。その女性が最近ハマっているものの話がずっと耳に入ってくる状態になりました。最終的には、その女性が次に計画している旅行の内容も知ってしまいました。もう少し落ち着いて食事をしたかったなぁ、と、お店を出て思いました。

また別の日ですが、数人で居酒屋に行きました。個室ではないものの、そこまで狭い店内ではなく、いつも快適に食事を楽しんでいるお店です。ところがその日は、斜め向かいのテーブルのグループが大声で話していました。自分たちのテーブルで、すぐ目の前にいる相手の話が聞こえないくらいの音量です。お酒が入って酔っぱらっていたこともあるとは思いますが、あまりにうるさく感じたので、さすがにこの時は店員さんにお願いをして声の音量を下げてもらいました。

さらに別の日には、電車の中で、イヤホンのマイクで通話をしている方の内容が、すべて聞こえてくるという場面にも遭遇しました。この時は、話をしている人と私は、そこまで近くにいたわけではありません。でも、その人が誰かと、特定の方(○○さん)の話をしていたのですが、どうやらあまり仕事ができる方ではない(とその人は思っている)という話が聞こえてきました。かなりのネガティブワードも聞こえてきたので、その時は自分が車両をかえました。

話しているときの音量が適切かどうか、場に合ったものになっているかどうかを、気にする人もいれば、気にしない人もいると思います。盛り上がることや、話が弾むことはとてもいいことです。でも、周りにも意外とその話は聞こえています。もしかしたら、大勢の人に聞かせたいという潜在意識的な何かがあるのかもしれませんが、周りの人は別にその話を聞きたいわけではありませんよね。

また、声が大きくなっていることに自分で気が付かないのには、耳が弱っているのかもしれません。普段の生活の中で、テレビの音が聞こえづらかったり、音楽を大きめの音で聴いていたりしませんか?聴力は加齢とともに弱くなっていきますが、聞こえないからといって音量を大きくして音を聞いていると、余計に耳を傷めてしまいます。小さい音に慣れ、それを聞き取るように意識すると、耳の力は改善してきます。(最近は若い人も聴力が弱っているそうです。)

「えっ、その話、私聞いて大丈夫?」と思うくらいの情報が、オフィス街のカフェで、ふと聞こえてくることもあります。壁に耳あり障子に目あり、情報が大切な時代だからこそ、肝に銘じたい言葉です。

声の大きさだけでなく、声のトーンというのもあります。低い声よりも高い声のほうがうるさく感じますので、男性の声よりは女性の声のほうがうるさく感じるということもあります。音量とトーンを意識し、知らない人同士が集まる場でも、気持ちのよい場を作っていきましょう!

noise.jpg