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余計な一言が場をこわす?とっさの一言に気をつけよう!

ついつい一言多くなってしまう、言わなくてもいい一言をつけ加えて後悔する…そんな経験はありませんか?とっさの一言は、自分が思うよりも、意外と尾を引いてしまうことがあります。その言葉を、いったい何のために発するのか、一度考えてみませんか?

一言多い「口ぐせ」に気づく

誰に対しても、いつでも、同じように一言多い場合、それは口ぐせになっている可能性があります。「一言多い」と思う(または思われている)場合は、その人が、ネガティブな言葉をつい口にしてしまっているあらわれです。ポジティブな一言がつけ加えられれば「余計」にはなりませんが、ネガティブな言葉は「余計な一言」になりやすいものです。このような一言が多い人は、普段使う言葉もおそらく後ろ向きな言葉が多いのではないでしょうか。自分の口ぐせを少し振り返ってみましょう。

そして、ネガティブな言葉がくっついてしまうと、本当に伝えたいことが伝わりにくくなります。特に、口ぐせになってしまっていると、無意識のうちに言葉を発してしまいます。無意識なので、言った本人は「余計な一言」を言った自覚があまりないことが多いようです。でも、実はその一言が、言われた相手からすると、とても傷つく原因になっていたりします。あなたの一言が、場を凍らせるような影響力を持っていることにも気づかなくてはいけません。言わなくてもいい一言で、コミュニケーションは大きく変わります。また、自分はネガティブだと思っていなくても、相手がどうとらえるかを、相手の立場に立って考えることが、リーダーに必要な視点です。

意識的に余計なことを言う理由を知る

また、無意識ではなく、意識的にあえて一言付け加える人もいます。もし、周りにそういうコミュニケーションをとりがちな人がいる場合は、無意識なのか意識的になのか観察してみましょう。または、自分がそういう行動をとることがある人も、どうしてその反応になるのか考えてみてください。それはもしかしたら、目の前にいる相手に対する競争心の表れかもしれませんし、自分に注目してほしいという思いの表れかもしれません。わかってほしいとか、日ごろのストレスが、攻撃的な言葉や、ネガティブな言葉になって表現されることもあるでしょう。

湯ノ口講師がよく講座の中で、「不健全からくる攻撃性」というお話をします。「こんなことを言うはずじゃなかったのに。」といったように、不健全な状態にいると、つい「余計な一言」を発してしまう、こんな経験はありませんか?そうならないためにも、一言発する前に、一呼吸置くことをおすすめします。「今自分は、どんな言葉をかけようとしているのか。」と自分に問いかけてみましょう。

一度出した言葉を訂正するのは、エネルギーがいるものです。一言には大きな力があります。あの一言があったから頑張れた、という逆のパターンもあるでしょう。せっかくのエネルギー、いい方向につかっていきましょう!

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