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言葉を選びすぎるとわかりづらくなる?思ったことを表現してみよう!

伝わりやすい言葉を選んだり、場に適した言葉を使うことは、大切なことです。でも、それが行き過ぎると、本当に伝えたいことがわかりづらくなったり、何を言いたいのかが見えなくなります。

意識を相手から自分に向ける

言葉を選びすぎて逆に言葉に詰まる・・・そういう時、自分の意識はどこに向いているでしょうか。多くの場合は、相手に意識が向いています。例えば、「こんなことを言うと馬鹿にされるのではないか」「笑われるのではないか」と相手の反応ばかりに意識が向いていることはありませんか?すると、自分が本当に伝えたいことが見えづらくなります。言葉を選んであれこれ考えているうちに、言葉を発するタイミングを逃したりすることも。相手がどう思うか、の前に、自分は何を思っているのかに意識を向けましょう。

また、ちゃんとした言葉にならないと伝わらないと考える方も、言葉を選びすぎているかもしれません。コミュニケーションにおいて、言葉は確かに大切ですが、それ以外の部分でも伝わることはたくさんあります。きれいな言葉でいくら飾っても、伝えたいことが伝わらないこともあります。時には、自分が何を感じ、どんなことを伝えたいのかを、使いたい言葉を使って伝えてみましょう。

間違えたら訂正すればいい

もし言葉づかいを間違えた、と思ったら、そこで訂正をすればいいのです。もし相手にうまく伝わっていないと感じたのであれば、伝わったかどうかを確認し、伝わっていなければ伝えなおせばいいのです。
何のためにコミュニケーションをとっているのか、その場の目的を考えることも重要です。ロジカルに物事を伝えることが必要な場ももちろんあるでしょう。では、そうでないとき、目の前にいる相手は、あなたにアナウンサーのように、よどみなく情報を伝えてほしいと期待しているでしょうか。何を思っているのか、どんなことを考えているのかを知りたいのではないでしょうか。

でも、言葉を選ぶことは、相手に配慮しているあかしでもあります。乱暴な言葉や相手を傷つけるような言葉を使って自分の言いたいことを伝えたとしても、それは良いコミュニケーションの状態ではありません。「親しき中にも礼儀あり」、言葉を選ぶことは大切なことです。ですから、言葉を選ばずなんでも伝えていい、ということではありません。相手に配慮しながらも、自分の伝えたいことを素直に伝えることができるコミュニケーションの力を養っていきましょう!

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