人生にはいろいろなことがあります。いいことも悪いことも、全てが自分の人生・・・とわかっていても、ネガティブな気持ちを抱えたまま、日々を過ごしている方も多いのではないでしょうか。誰かに吐き出そうにも、嫌なことを話すのは気が引けるもの。そんな時に、紙とペンさえあればすぐにできる、気持ちの整理整頓術があります。
自分の思いを字にする
「むかつく!」「なんでうまくいかないんだろう。」「モチベーションが上がらない・・・。」「悲しさから抜けられない。」などなど、私たちは理由がわかっていることから、よくわからないことまで、様々な感情を感じています。また、過去の嫌な思い出にとらわれていることもあるかもしれません。
その感情を頭で考えるのではなく、表現してみましょう。その表現方法は「紙に書く」ということ。気持ちを、字に表現する、というのがポイントです。冷静に怒りがわいているのなら、字も整然としているかもしれませんし、とても落ち込んでいるのなら弱弱しい字になるかもしれません。頭に血が上っているのなら、殴り書きでもいいのです。字だけではなく、絵で書くこともOKですし、太字のペンを使ったり、色を変えてみてもいいかもしれません。(この紙はあとで捨てますので)自由に書きましょう。誰かに見せるものではありません。今、どんなことでネガティブになっているのかを、紙に素直に書いてみましょう。書いているうちに、いろいろな気持ちがさらにわいてくるかもしれませんが、それも書き出していきます。書きながら、声に出してみることもお勧めです。
書いたら捨てる
イライラ・プンプン・シクシクと、今の気持ちを書いたら、目の前にあるこの紙はどうするの?嫌な気持ちをいつまでもとっておいてはいけません。くしゃくしゃに丸めるか、びりびりに破いて捨ててしまいましょう!その紙に自分のネガティブエネルギーをぶつけます。先ほどと同じように、破りながら声に出してもいいかもしれません。ネガティブエネルギーはゴミ箱へぽいっ!としてしまいます。同時に「すっきりした!」でも「バイバイ!」でもいいので、前向きな一言を加えます。自分が生み出した感情にお別れを告げ、そしてその気持ちを考えないように、次の新しい気持ちに切り替えましょう。
できれば、嫌な気持ちを感じた時にやるのが効果的です。紙に書くことで、頭の中だけで考えていたことが見える形になります。すると、モヤモヤと混乱していた頭が整理されたり、自分のことがよりわかるようになります。気持ちを整理するのにもとても有効な方法が紙に書くということです。もしかすると思いもかけない解決策が見つかったり、逆にどうにもならないことの確認ができ、あきらめが付くようになるかもしれません。また、ネガティブな言葉の中に、たまに前向きなキーワードが隠れていたりもしますよ。
後ろ向きな思いや言葉や出来事は、私たちの足に重りをしばりつけて、動けないようにします。感情を生み出しているのは自分自身です(参考ブログ:感情メーカーは自分自身)。自分の気持ちとご対面してみてくださいね。