がんばっているのに何をやってもうまくいかない、そんな時にとる行動はあなたがいつもやっているパターンです。行きづまった時こそ、変化の時。自分が無意識にとっているパターンに気づきましょう。
自分のパターンを理解する
私たちは、日ごろ慣れ親しんだパターンで思考し、行動しています。そのパターンは、なかなか変えることができません。なぜなら、幼いころからの経験で身についてきた「習慣」は、自分が意識しているよりももっと奥のほうにあるものが作り出しているからです。一時的に変化させることはできますが、それを継続することはそう簡単なことではありません。
この自分が持つパターンは、ピンチになった時や、不安や恐れなどに直面し行きづまった時に、特にわかりやすく出ます。壁があらわれた時に、あなたはどんなパターンで立ち向かうでしょうか。自分の思考や行動、言動や感情のパターンを見つめてみましょう。神頼みで乗り切ろうとするのか、後退するのか、とにかく登ろうとするのか。いい、悪いではありません。自分がとっている「くせ」を理解できるチャンスです。
変えてみたいと思えばそれがチャンス
ここで大切なのは、その気づいたパターンを変えることがベストかどうかは自分が決めるということです。誰かに言われて変えようとしても、それは長続きしません。違うパターンにしてみて、もっと行きづまる可能性もあるかもしれません。そして、変化を望まないのは、人間の本能的なものなので、それを避けることもできません。自分が変えてみたい、違う行動をとりたいと心の底から思っているかどうかが、変化のカギになると思います。
「私はこのままでいいのか?」と問いかけてみましょう。パターンを変えることは簡単ではないと書きましたが、パターンを変えようと意識することはそう難しくはありません。目のつく場所に「変化」と一言書いて貼っておくだけでも、その一言を見るたびに、無意識が意識化されます。その意識が、新しい一歩につながっていくのです。行きづまる経験が同じようなことの繰り返しに感じている方、ぜひご自身のパターンと向き合ってみてくださいね。