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1日をふりかえる時間をつくろう!~リフレクションのすすめ~

あなたにとって、1日はどんな時間でしょうか。あっという間に過ぎるもの?それとも、なかなか進まないもの?1日の過ごし方をふりかえる時間を持ち、なんとなく過ぎていく毎日にしるしをつけていきましょう!

1日あったことをふりかえる時間を持つ

今日はどんな1日だったでしょうか。どんなことがありましたか?今日はどんな気分、感情を持った1日でしたか?「今日のランチも思い出せない。」という方もいらっしゃるかもしれませんね。どうして思い出せないのか、と考えてみましょう。もしかしたら、意識が別のところにあったのかもしれませんし、習慣やパターンの中で無意識に過ごしているのかもしれません。なんとなく過ごす1日は、なんとなく過ぎていく1日です。日々をなんとなくこなす人生を、あなたは送りたいでしょうか。

そうでないのであれば、1日をふりかえること(リフレクション)を意識してみましょう。小学生のころ、絵日記を書いた記憶はありませんか?そのイメージでも構いませんし、自分の1日が、もし映画になっていて、あとで見ることができたら…と想像して書いてみてください。何があったのか、どんな行動をしたのか、気持ちはどうだったのか、自分の1日を、ドラマを見ているかのように思い出してみましょう。そして、どんなことがあったか、書き出してみてください。何があったか、起こったかという事実と、自分の行動を書き出し、そのあとに自分がどう思ったのかを加えてみましょう。考えるだけでなく、書くことが大切です。

書き出したら、読んでみます。「うーん、毎日同じで変わりばえがないな。」、そう思ったら、その毎日をつくりだしているのは誰なのか考えてみてください。同じ毎日にしているのは自分自身ではないでしょうか。逆に「あれ?意外と楽しい1日だったな。」と、何にも起こらなかった1日だと思っていたら、楽しかった時間を思い出すこともあるかもしれません。自分が過ごした1日なのに、全く違うものに見えることもあります。なんとなく過ごした1日が、もったいなく感じる方もおられるでしょう。もし、何か変化を加えられるとしたら…。どんなことができるか、考えてみましょう。

1日を、次の1日につないでいく

ふりかえりを続けているうちに、自分のパターンが浮き上がってくることがあります。そして、自分の思考の癖にも気が付くことができます。例えば、できていないことやうまくいかなかったこと、マイナスのほうに目が向きがちであれば、日ごろももしかすると、欠けている部分に目が行きやすいかもしれませんし、プラスのこと、よかったことに多く意識が向いているようであれば、ひょっとすると課題や問題に気が付いていないということかもしれません。

ここで間違ってはいけないのは、後悔するためにふりかえるのではないということです。今日1日をその日のうちに完了させ、次の1日をどんな過ごし方をするのか、明日、どうやって過ごすか、そのために、ふりかえることが大切です。日記をつけているから毎日ふりかえっているよ!という方も、日記をつけること自体が習慣になっている可能性もあります。ぜひ「ふりかえり、リフレクション」の視点を意識してみてください。

私たちは「人生は1度しかない」ということを知っていますし、「過ぎ去った時間は戻ってこない」ことも知っています。でも、意外と1日をやり過ごしてしまっています。1日は1週間になり、1か月になり、1年になり、積み重なって一生になっていきます。1日の価値を考えることが、人生の価値を考えることです。一人でふりかえる以外にも、家族やチームで一緒に振り返るのもいいかもしれませんね。ふりかえりの時間、作ってみてくださいね。

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