こんにちは、湯ノ口です。今年もあとわずかとなりましたが、皆様はどのような師走をおすごしでしょうか。
私と言えば、相変わらず忙殺の毎日です。決して良いスケジュールだとは思っていませんが、これも使命と心得て日々精進しています。
さて、多くの経営者の方々からお悩みやご相談などをお聞きします。その中で、最近は特に社内の人間関係のトラブルが多発している傾向にあります。
勿論、この問題は常に起こっていることなのですが、これまでとは少し内容が変わり、より厳しい傾向になっているように感じます。
詳しく申し上げることはできませんが、皆様の身近でも多少の差があれど、心がザワザワしたりする事があると思います。「このタイミングで何故この様な事が起こるの?!」「まさか…?!」という様な、突然の衝撃を受けてはおられないでしょうか。
私が思うところでは、これもすべてが次のステージにレベルアップする時期なのです。物理学でエントロピーの法則があります。「形あるもの、物事すべてが風化し、新たなエネルギーに生まれ変わる」と言うものです。
実際の問題やトラブルに即時対応することは重要なことです。社会に対する責任もあります。二度と繰り返さない為にも、地に足をつけて現状を分析し、対策を練ることも重要です。
その上で、この負の連鎖パターンを崩すためにも、自己に矢を向けながら「自分の成長が止まって現状維持の傾向になっていないか。」または「周りを変えることばかりに意識が向いていないか。」など、自己と心静かに向き合う時間を持ちましょう。そして、一段高い視座から世の中の“兆し”を読み取りながら、実現すべき未来を描き直し、 “今”やる事に意識を集中することが大切です。
現実をより良く変えていくのがリーダーの役目です。リーダーの高い視座(使命感)が時代の流れをキャッチするアンテナとなります。
今、目の前に起こっている出来事は、新たな時代、次のストーリを迎える信号なのかもしれません。「職場は一将の影である」という言葉にもある通り、まさにリーダーの在り方が問われています。世界のビジネスリーダーのキーワードは「インクルージョン(inclusion)」です。多様性を認め、一人一人の能力を最大限に引き出すリーダーシップが求められているのです。寛容さを持って現状を受け止め、より良い次の一手を打ちましょう!