皆様、今年一年大変お世話になり心から感謝を申し上げます。
2017年は、これまでにない程、いろんな事が起こりました。人生は3つの坂があるとよく言われますが、まさにこの3つの坂が同時に現れるような状況でした。
良い事もあれば、そうでない事もあり、普段では考えられない事も現実として起ってきます。
しかし、一つ一つの課題を乗り越えていくと、個人と組織も同じく成長していくのだと強く感じました。自分以外のところに問題を探すのではなく、自分を通して現実の問題に直面していくなかに、新たな可能性が“観えてくる”のだと思います。
その意味では、弊社も、社員一人ひとりが力強く成長したと感じています。相手を思いやる気持ちや責任感、チームワークも格段に高まりました。ちなみに、私は次の課題に直面していますが。やはり「逆境が人を育てる!」のですね。目的と信念を持って、言い訳をせず、行動を積み重ねていくと人間が磨かれてきます。
少し固い話になりますが、人が成長するためには“2つの学び”が必要だと言われています。 1つは、知識や技能を習得するための「時務学」であり、 もう1つは人を愛し、社会に貢献するなど、人間の徳性を養っていくための「人間学」です。 前者を“末学”と言い、後者を“本学”と言います。「その“本”乱れて“末”治まる者はあらず」という言葉があります。何事も根本が乱れていては、末(最後)が治まるものはないという意味ですが、まさに原理原則です。勿論、知識や技術は大切です。しかし、人としての軸がしっかりとしていなければ、知識も活かせず、技術も養われず、となります。
2018年は時代の兆しを読みながら、さらに「人間の可能性の追求と生命の尊厳」をテーマに挑戦して参ります。来年も引き続き宜しくお願い申し上げます。
皆様、よいお年をお迎えください!