普段どんな声のトーンで話をしていますか?声の大きさは?速さは?声を意識すると、場にもいい影響を与えることができます。自分の声を意識してコミュニケーションをとってみましょう!
あいさつはラのトーンで
コミュニケーションエナジーでは「あいさつはラのトーン」をおすすめしています。弊社の研修の場や学びの中でも講師陣がお伝えしていますので、すでに現場で実践されている方も多いのですが、少し声を意識するだけで、場に変化があったというお声をよくお聞きします。やり方はシンプルです。「ラ」の高さであいさつをする、それだけです。
ラのトーンがふさわしくない環境でお仕事をされている方もいらっしゃると思います。その場合は、普段の声のトーンよりも1段上げるだけでも効果があります。声のトーンは急にはコントロールできません。あいさつをする前に、頭の中で音階をイメージして声に出してみましょう。
大事なのは、いつも自分が無意識に発している声に気づくことです。声の調子は、いろいろなことがあらわれます。無理に明るくふるまう必要はありませんが、声だけで伝わっていることもたくさんあります。声に意識を向けることで、一瞬のコミュニケーションであるあいさつを、場をつくるあいさつとしても使えるようになります。
また、「いつもよりも明るく」とか「声のトーンを上げて」と言った抽象的な意識でもいいのですが、「音」でイメージすると、共通言語で他の人とも広げることができます。職場でだけでなく、ぜひご家庭でもやってみてくださいね。
昨年亡くなられた聖路加国際病院の日野原重明先生も、ご自身のブログの中で「ラ」のトーンについて書かれています。ぜひ参考になさってください。日野原重明先生のブログ