若手のリーダーの皆さんから良く聞くお悩みの一つ。「指示通り動いてくれない」「何度言っても間違う」「伝わっているかわからない」。もしかしたら、指示をした後の確認の工夫が必要かも?
指示だけで終わっていませんか?
この悩みを持つと、「指示のしかたが悪いのかな。」と思うことが多いかもしれません。相手に合わせた伝え方は、リーダーにとっては大きな武器です。ロジックに伝えたほうがいいのか?優しく伝えたほうがいいのか?相手がうまく受け取るように発信するのもリーダーの大切な役割ですよね。指示が伝わりやすければ、相手の理解度も上がっていくでしょう。
でも、指示だけでOKという段階に進むには、少し時間がかかります。例えば、新人さんに仕事の指示をする時に、メモをとらせて指示完了!としたとします。ところが、指示通りに仕事が進んでいない、終わっていない、そんな経験はないでしょうか。メモをとっていたじゃないか!と思いますよね。では、新人さんは、そもそもメモに何を書いていたのでしょう。
実はここにひと手間が必要です。リーダーがその時にメモを一緒に確認すること。「大丈夫?」「わかった?」という確認ではなく、一緒にメモを確認しましょう。内容を見てみると、書いているようで抜けている部分がわかります。もしかしたら、どうやってメモするのかを教えてあげることも必要なのかもしれません。ただ、メモのとり方を教えたからと言って、すぐにできるようになるわけではありませんよね。何かを教えた、指示をした、伝えたのであれば、そこでその場で、確認しましょう。
もしメモをとるほどのことではなかったら、口頭でもいいのです。指示をしたら、相手に聞いて、本人に指示の内容をアウトプットさせて確認します。相手がどう受け取っているのかを確認する、これでお互いが楽になります。指示もコミュニケーションです。一方通行の指示になっていないか「確認」してみませんか?