他人の欠点が気になってしまうことが多いと感じるそんな時、その欠点は自分に置き換えるとどうなんだろう、と考えてみましょう。
人の振り見て、我が振り直そう
日々、職場や日常生活の中で、他人の行動や言葉に引っかかることは少なくありません。例えば公共マナー一つとっても、「マナーを守る人」と「そうでない人」のあいだには、大きなギャップがあります。
「守る人」は
マナーは大切。マナーは守るべき。
と思っていますし、「そうでない人」は
気にしていない。か、マナーの存在を知らない。
ということが考えられます。
この場合、どちらかというとイライラしがちなのは「マナーを守る人」です。どうして守らないのか?なぜあんな行動をとるのか?と、思い悩むこともあるかもしれません。ところが「そうでない人」は、自分の行動が誰かを不快にしているとか、迷惑をかけていると気づいていないので、指摘されても「なんで?」となることが多いのです。
もちろん指摘を受けて「知らなかった!そうだったんですね、以後気をつけます。」となることもありますが、自分の欠点や無知を指摘されると、素直に受け入れられなかったり、謝罪の言葉もなかなか出てこなくなります。一度指摘されれば、二回目からは気をつけてくれるかもしれませんが、それも、その人の価値判断基準が変わらないのであれば、同じことを繰り返すでしょう。
でも、この「マナーを守る人」も、もしかしたら、自分の行動が誰かを不快にさせている可能性もあります。「私はそんなことはない!」と思う人は要注意です。人間は不完全な生き物、完璧な人はいません。「相手がどう思うか」「他人がどう見るか」という視点をもって、自分の言動をふりかえって考えてみると、自分以外の人がどう受け取っているかは、自分ではわからないのではないでしょうか。
「人の振り見て我が振り直せ」とは、他人の姿を見て、気づき、自分自身を改める、ということ。自分の素顔を自分の目で見ることはできませんし、自分の背中を直接見ることはできません。自分の言動を改めるのは簡単なことではありませんが、他人のことを気にする前に、目の前にいる相手は自分の鏡ととらえ、自分自身のことに気づいていきましょう。