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沈黙もコミュニケーション!会話がなくても大丈夫?!

コミュニケーションをとる時に、沈黙が怖くて無理に話をしていませんか?時には、空白の時間も大切なんです。

沈黙・・・

カウンセリングやコーチングでは、沈黙も「スキル」の一つです。たとえば、何かの問題解決をしなくてはいけない時、カウンセラーやコーチは、クライアントの気持ちを引きだそうとしたり、クライアントが避けている話題に関しての質問をすることがあります。すると、防衛反応がおこり、心理的な抵抗がうまれるため、言葉につまったり、うまく表現ができず沈黙がうまれます。カウンセラーやコーチは、その沈黙の中にどんなことがあるのかを観察します。この時の沈黙は、問題解決にとって必要な沈黙であり、大切なコミュニケーションでもあります。

営業系のお仕事にとっても、沈黙は大事なタイミングだそうです。沈黙が生まれた時をチャンスと感じる方や、相手のお困りごとや本音を引き出すときは、沈黙を故意に作るという方も。確かに、矢継ぎ早に商品の説明をされると、考える暇もないので、本当に困っていることやニーズを話すタイミングがなくなります。営業の基本は「きくこと」という話があるように、セールストークというのは、単に話すだけでは成立しないのですね。

もちろん、日常会話でも沈黙はあります。その時に、会話の隙間を埋めるために話をしようとすると、どうしても自分本位なコミュニケーションに陥りがちです。また、話題を探せば探そうとするほど焦ったり、緊張してしまうこともあります。せっかくのコミュニケーションのチャンスが、逆効果になってしまうことも。沈黙が気まずい、沈黙は怖い、そう思う人が多いのか、沈黙を避けるための会話術の本や、デートで沈黙しないための講座もあるんだとか。相手のことを考えて準備すること、これももちろん大切なスキルですが、「沈黙も良し」とすることも、コミュニケーションの幅を広げることになるのではないでしょうか。また、自分が気にしているほど、会話の相手は沈黙を気にしていない場合もあります。少しずつ会話の隙間を楽しんでみましょう!

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