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デジタルデトックスしてみませんか?スマホから離れてみよう!

あなたは、1日どのくらいの時間、スマートフォンと一緒にいるでしょうか。24時間、スマホを見ないで過ごせますか?

スマホがなくても大丈夫

先日外出をしたときに起こった実体験です。ある勉強会に参加するために家を出て、駅についたところでスマートフォンを忘れたことに気が付きました。時間的には余裕があり、取りに戻ることもできたのですが、その日がとても暑かったこともあり、諦めてそのまま勉強会に向かいました。

と、会場の場所がわからないという事態が発生!前の晩に、開始時間や会場名、最寄りの駅は確認して覚えていましたが、行き方は普段スマホの地図で見て行くので、あまりきちんと把握していませんでした。ここは日本だし、駅についたら何とかなるだろうと思い(変な汗は出ましたが)、とにかく降りる駅を間違わないように向かいました。

目的地の駅について、近くにあった交番で場所を確認しました。勉強会の場所はすぐにわかり、ほっと一安心。そのあと、開始時間まで余裕もあったので、会場近くのカフェに入ったのですが、なんとなく手持ちぶさた。いつもは音楽もスマホで聴いているし、暇つぶしにニュースを読むこともスマホからという、スマホ中心の生活になっていることに、改めて気づきました。

結局その日は20時近くまでスマホには触れませんでした。でも、手元になくてドキドキしたのは最初だけで、何気なくいじってしまうSNS系も見ないなら見ないで何の支障もなかったのです。確かに緊急での連絡が入ったときは困るでしょうが、それ以外で、スマホをいじることが生活にとってとても重要、と思う出来事はありませんでした。

デジタルデトックスしてみませんか

今回の私の体験は、意図的にやったものではなく、たまたまスマホを忘れただけですが、インターネットに接続した環境から離れて過ごすことを積極的に行うという流れが、欧米を中心にあちこちで起きています。それがデジタルデトックスと呼ばれるものです。

現代人は知らず知らずのうちに「デジタル中毒」になっています。例えば、食事中でもスマホが手放せないとか、SNSなどの通知が来ていないか気になる、会議中や仕事中もチェックしてしまう、電波が届きにくかったり繋がらないところには行きたくない、など、程度は様々あれど、多くの方がデジタル中毒になっているといわれています。

ニールセンデジタル株式会社の調査によると、2018年の5月にスマートフォンからインターネットを利用した人数は6752万人で、利用時間の総時間数は68億時間になっています。1年前と比べると、利用人数は10%、時間数は18%増とのこと。日本の人口の約半分がスマートフォンを使っており、68億時間という途方もない時間は、もはやスマホが生活の一部になっていることを物語っていると言えます。

確かにスマホは便利です。スマホがあれば、たいていのことは済んでしまいます。でももし、目の前に大切な人がいるのにスマホをいじってしまうのであれば、その時間をスマホに気をとられるのではなく、大切な人と過ごす時間に集中したほうが、人生はより豊かになるのではないでしょうか。

もし、自分はスマホに依存しすぎていると思う方は、週末はスマホを自宅において出かけてみましょう。仕事の電話が来たらどうしよう・・・と思うなら、留守番電話に自分の声で「○時から○時までは電話に出られません。○時以降にお電話をお願いします。」と入れておけばいいのです。

また、いきなり長時間は難しいという方には、短時間のデトックスもお勧めです。先日訪れたスウェーデンでは、会議や打ち合わせの前に「Phone nursery(電話保育園)」という小さなバッグにそれぞれのスマートフォンを入れて、集中する場をつくるという取り組みをしていました。

phonenursery

「食事の時間はスマホをいじらない」と聞くと、簡単そうに聞こえますが、意外とできないものです。時間がもったいないと思っているのについスマホをいじってしまう人も多い中、ルールを決めて、「これを必ずやらねばならない」となると余計できなくなります。ぜひ軽い気持ちで始めてみましょう。最近では、1日どのくらいスマホを使っているかを確認できるアプリなども出ています。自分の時間の使い方の見直しにもなりますので、おすすめです。まずは1時間からデジタルデトックスしてみませんか?