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陸 in CHINA第4弾!中国スタートアップ企業Tik Tok訪問レポート

皆さん、こんにちは。陸です。先日は、Tik Tok(抖音短視頻/ティックトック)やTutiao(今日頭条)などを運営し、現在中国で非常に注目されている、北京宇節跳動科技有限公司(ByteDance)の上海オペレーションセンターを訪問しました。

Tik Tokはすでにご存じの方が多いと思います。15秒のリップシンク(口パク)動画作成とシェアリングのSNSです。日本でも旬のアプリですよね。現在、世界中で150ヵ国、75言語として広がっています。2018年からTik TokのDAU(Daily Active User)は3000万人から2.5億人まで伸び、ユーザー数は合計で5億人です。9ヶ月間連続でAPP store ダウンロード数TOP1を達成しました。そして、運営会社であるByteDance社の時価総額は750億ドル、現時点でUberを抜き世界最大のスタートアップ企業となりました。

Tik Tokの音符(♪)状のロゴは、「抖音」の拼音表記「Dǒuyīn」の頭文字「D」をモチーフにしています。また、中国語名の「抖音短視頻」で、「抖音」はビブラート、「短視頻」はショートビデオを意味します。

Day One」という企業文化

ByteDance社の創業者、張一鳴氏はAmazon社を深く研究しておられるそうで、Amazon社の、毎日が常に「Day One」という理念を参考にし、自社の企業文化としても掲げられています。毎日が常に「Day One」という初心を持っているからこそ、Amazon社が20年間で絶えず革新し、競合他社、そして自社商品まで突破、新しいビジネスを創造し続けられていると考え、取り入れているのです。

この企業文化から、ByteDance社がTikTok、Toutiao、Xigua Videoなど、常に新しいアプリサービスを開発、リリースしていることが理解できるのではないでしょうか。

人工知能(AI)をフル活用したIT企業

TikTokは単なる映像コンテンツAPPではありませんし、Toutiaoも単なるニュースAPPではありません。人工知能を利用し、ユーザーの興味に合わせたコンテンツを選定・配信することが、一番の特徴です。PC時代からスマホ時代に変わっていく中で張一鳴氏は、ユーザーが情報を取る手段も「検索」から「推奨、推薦」に変わると考えています。この戦略こそがByteDance社の一番のコアコンピタンスです。

TikTokのバックグラウンド・データでは、1人のユーザーに対して、220万から500万個のキーワードを付けているそうです。自分より、もっと自分のことを理解しているのはこのTikTokといえるかもしれません。

組織の現状

今回訪問した上海オペレーションセンターは、スタッフ約1000名が働いており、その内80%以上を営業チームが占めています。オフィスで実際に見学したところ、所々で業績ランキングを書いたり、個人個人のブースに自分の目標も貼ったりしています。また、「Customer First」、「Super Effort」、「Frank&Open」、「Integrity&Honest」、「Seek Perfection」という五つの行動基準も貼ってあるのを目にしました。

人員の流動が激しく、HR部門に15名、HRD部門に10名のスタッフが在籍しているそうです。因みに今年の売上目標は1000億元(約1.6兆円)とのことで、恐ろしい高さの目標ですね。これが、現在の中国スタートアップ企業組織の現状の一つです。皆さんはどうお感じになられるでしょうか。

また、最新情報をお伝えしていきます。どうぞお楽しみに!

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