春がもう来ています。肌寒い日もまだまだありますが、東京は桜もあちこち満開です。春というと、出会いと別れを連想しませんか?新しい道に旅立つ時期、ちょっとセンチメンタルな気分になることもありますが、新しいことにチャレンジするにも良い季節とも思っています。
とは言っても、いま抱えていることでもう心の中はいっぱいで、新しいことに挑戦する気持ちが持てない人もいるかもしれませんね。
そんなときは断捨離です。
中断してしまっていることや興味が薄れてきたことを思い切って手放して、頭の中や心にスペースをつくり、ゆとりをもたせます。そうすることで新しいことにもチャレンジしやすくなります。
ここで気をつけるのが「諦める」という気持ちにならないこと。心理学の世界では、諦めるは納得しない状態でやめること。一方、手放すことは納得してやめることです。
「しょうがないからやめる」ではなく、「いまは他のことに取り組みたいから一度、止めよう」とでは、全然違います。
また、手放すのが怖い、ということもあります。でも、一度手放しても、また引き寄せればいいのですから、いったん自分の手の中にあるものを整理しても大丈夫です。そして、「やっぱり続けておけばよかった、やっぱりやってみればよかった」と後悔することも、ある意味当たり前。そして、自分の思い通りに人生は進まないのも当たり前です。自分が手放すことができないものを、少し見直すことができた時に、これまで考えもつかなかったことが生まれるかもしれません。
人の時間は有限です。今の自分には何が必要で何が必要ではないのか、自分と向き合い、手放すものと手に入れるものを選択して自らを成長させていきましょう。
前向きな方がきっと楽しい機会が多くなるはず。私も心の断捨離に取り組んでこの春を過ごしたいと思います。